新卒NGO職員がゆく。|延岡由規のブログ

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理念経営の実践企業で働きたい就活生が面接時にすべき4つの質問。

2019年卒の就職活動も前年同様、3月1日に情報解禁がなされたようですね。大学卒業と同時に新卒で国際協力NGOに就職したわたしですが、実は2017年卒のスケジュールに沿って、わりと普通に就職活動をしていました。

 

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就職活動を始められたあなたは、どのような基準で企業を選びますか?

 

業界?職種?勤務地?待遇?・・・

 

などなど、軸は人それぞれにあると思います。

 

 

わたし自身は「企業/経営理念」あるいは「ヴィジョン」をものすごく重視していました。学生時代からNPO/NGOでのインターンシップをしていたこともあってか、個人的にもヴィジョンを大切にして生きていますし、自分の身を置く組織の掲げる理念といったものにはかなり敏感でした。

 

企業のホームページにはだいたい、企業理念/経営理念なるものが掲載されています。就活の企業選びの際には、まず「理念」を読んで、グッときたら話を聞きに行っていましたし、響かなければスルーしていました。それぐらい、自分の中では「ヴィジョン」や「理念」が大切です。

 

 

昨今、モチベーションも3.0にアップデートされ

「なぜ、その企業は存在するのか」

「なんのために働くのか」

といった「目的」が重要視されているように感じます。 

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そんな中、「理念経営」「ビジョナリー経営」という言葉が使われるようになりました。端的に言うと、「社員全員で共有される企業理念(企業が目指す目的、企業としての価値観)を明文化して、その実現を追求する経営手法」のことです。

 

 

 

理念経営の目的は一般的に、「全員が生き生きと働き、変化に柔軟に対応できる、永続する会社」をつくり上げることです。

 

 

 

「ワークライフバランス」や「働き方改革」が叫ばれて久しい今の時代に就活をする方々の中には、このような「理念経営」を実践している会社に就職し、「働きがい(≒生きがい)」を感じながら仕事をしたい、という方も多いのではないでしょうか?

 

 

「理念経営」「ビジョナリー経営」を実践している会社で働きたいあなたに、就活の面接時にすべき質問を4つご紹介します。

わたしも就活生のときにはこれらの質問をして、面接官によく嫌な顔をされました(笑)

 

 

 

1. 御社の「経営理念」は何ですか?

 

上述の通り、大抵の企業はホームページに明文化された「理念」なるものが記載してあります。

しかし、ガイコツになっている場合も少なくありません。

 

「不勉強で大変申し訳ございませんが」と先に断った上で、改めて採用担当者に理念を聞いてみましょう。

 

この時のポイントは、相手が(企業パンフレットなど)何も見ずに言えるかどうか。

 

 

もしも、目の前にいる人の頭に「理念」が入っていないと判断できれば、その企業とはサヨナラしましょう。

就活生にとって「企業の顔」である採用担当者が理念を言えないような会社は、入っても幸せになれません。

 

 

2. 理念浸透のために、何をしていますか?

 

「理念経営」を実践している企業で働きたいのならば、本当に、社員全員に理念が浸透しているかどうかが気になりますよね?

 

ならば、聞いちゃいましょう。

 

 

予想される答えとしては、

 

・毎朝、朝礼で唱和をしている

・年に●回、全社合宿を行なっている

 

といったあたりでしょう。

 

 

そこから質問を加えて、もっと具体的に理念浸透の仕組みが行動レベルで存在するか否かを吟味するとよいですね。

 

 

3. 御社が掲げる理念と、展開している事業はどのような繋がりがありますか?

 

これは、基本的に就活生自身が情報収集して、解釈する必要のある部分です。それを前提にしてはいるものの、ときには理念から遠くかけ離れたような事業を展開している企業もあります。

 

そんなときには、「企業の顔」に聞けば良いんです。

 

そこで理路整然とした説明が得られれば、すっきりするでしょう。

逆に、しどろもどろで的を射た回答を得られなければ “THE END” です。

 

あくまでも、自分でひと通り考え抜いた上で、質問してくださいね。

 

 

4. 貴方の人生のヴィジョンは何ですか?

 

これまでの質問で面接官とある程度、打ち解けることができたなら、ここで一気に相手の懐に入り込みましょう。

面接官に向かって、単純に「貴方がこの会社に就職した理由は何ですか?」と聞いても、(人によりますが、経験上)お手本通りの回答しか返ってきません。

要は聞き方次第。

 

 

人生のヴィジョンを聞き出すことに無事、成功したら、そのままこう聞いてみてください。

 

「貴方ご自身のヴィジョンと、御社で働くことはどのような繋がりがありますか?」

 

 

これも、許容範囲を超えた曖昧さが確認できれば、席を立って帰りましょう。

 

 

 

まとめ

 

いかがでしょう?

大前提として「理念経営」を実践している会社に“本気で”就職したいと考えている就活生を想定して、4つの質問を挙げました。

中途半端に「経営理念を大切にしている企業で働きたい」とお考えの方には、おそらくこのような質問はできません。し、意志のない質問はお互いにとって迷惑なのでやめておきましょう。

 

 

それから、就職活動はあくまでもマッチングのプロセスです。

企業側の言いなりになる必要はありません。あなたの個性を消す必要もありません。

就活生側が「入るべき企業を見極めるんだ」といった視点を忘れないでください。

 

 

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