新卒NGO職員がゆく。|延岡由規のブログ

気にしていたいのはいつだって、世間よりも「世界」だ

2018年は「改」める年に。

 

あけましておめでとうございます!

新卒「国際協力師」の延岡由規(@yuki_nobuoka)です。

 

 

カンボジアは日本から2時間遅れで年越しをしました。半袖半ズボンにサンダルで過ごすお正月もなかなか良いものですよ。

 

こちらの人たちにとってすごく大事な「クメール正月」は4月半ばにあります。とりあえず、1月1日だけ“International New Year Day”ということで祝祭日になっていますが、明日からまた、普通に働きます!

 

 

さて、すっかりさぼってしまっていたブログの更新。

 

「一年の計は元旦にあり」

これから迎える365日。何かの選択に迷ったときや、勇気がすり減ったときに立ち返るための始点として、ここで文字にしておこうと思い、久しぶりに書いていきます。

 

 

2017年は「始」まりの年

 

すごくありがちですが、2017年を漢字ひと文字で表すと、「始」

 

 

ちょうど1年前の今ごろは、地元のカフェにこもってひたすら卒論を書いていました。無事に卒論提出を終えた2週間後から卒業までの2ヶ月ほどは、日本とカンボジアを行き来する生活でした。そう、卒業旅行なんて当時のわたしには必要なかったのです。それよりもカンボジアで新たに始まるプロジェクトや、自身の生活を考える方がわくわくしたから。

 

4月には認定NPO法人テラ・ルネッサンスに就職し、新卒で国際協力師という少数派の生き方がスタート。しかも海外駐在員という、願ってもない、理想の道。

 

 

同時に、JICAの草の根技術協力事業(パートナー型)の枠組みで実施している「地雷被害者を含む障がい者家族の生計向上支援プロジェクト」が始まりました。

 

www.yukinobuoka.com

 

 

と、大学生からライフステージをひとつ上ったことによって、新しく始まったことがたくさんあります。

 

 

その変化に伴い、個人的にも新たに手を出したことがいくつかありました。

 

 

ひと言でまとめると「発信」です。

 

このブログはもちろん、TwitterやInstagram、10月には友人である原さんと「国際協力」についてがっつり議論する有料マガジンなんかも始めました。

 

延岡 由規@カンボジア (@yuki_nobuoka) | Twitter
Yuki Nobuoka (@yuki_nobuoka) • Instagram photos and videos
note.mu 

 

オフラインでは、学生時代から好きだった講演活動にも力を入れ始めました。日本に滞在している期間が1年に1ヶ月ほどしかないので、量を増やすことが物理的に難しく、何か方法はないかと考えているところです。

 

こんな感じで、2017年はたくさんのことが始まり、また、始めた年でした。

 

 

2018年は・・・「改」

 

何かを始めることはそれ自体で目的にはなり得ません。それらはすべて手段です。

このことを頭に入れて、2018年は「改」める年にしていきます。

 

 

これまでの24年間の人生。今の生活すべて。

 

 

最初、「改める」と考えたときにはこんな考えが頭によぎりました。

 

何かを改めるということは、ある種、既存のもの、過去のものを否定する、破壊する行為ではないか。

改めることによって、別のところに傷が生じるのではないか。

 

 

でも、それこそ改めて、言葉の意味を調べてみるとそんなこともありませんでした。

 

改める

  1. 新しくする。古いもの、旧来のものを新しいものと入れ替える。
  2. 悪い点、不備な点をよいほうへ変える。改善する。
  3. 服装や態度をきちんとする。
  4. 正しいかどうか詳しく調べて確かめる。吟味する。
    改める(アラタメル)とは - コトバンク

 

 

ここでの「4. 正しいかどうか詳しく調べて確かめる。吟味する。」という視点に立てば、それは何かを否定する、破壊するものではなく、建設的な行為であると理解できます。

 

 

なので、この1年はとことん「改」めていきます!

 

 

具体的には

 

何を「改」めるのか?

すごく大きく言うと、上述の通り「これまでの人生すべて、今の生活すべて」

 

 

ざっくり分けると「思考」と「行動」の2つに集約されます。

 

- 「思考」

 

とりわけ、「問い」について改める。仕事においても生活においても、問題だらけです(笑)

 

問い無き人生ほど面白くないものはないと思っているので、それは楽しくて仕方がないのですが、それらひとつひとつの「問い」に対するわたしの認識を改めていく必要があります。

 

 

果たして、その問いは

 

・自分に向けられたものなのか

 

・自分が向かうべきものなのか

 

双方の視点から見て、自分が負うべきものを選択し、それに集中していくこと。

そうしないと、いやそうすれば、「解」の質、それに至るまでのプロセスの質を上げることができます。

 

この点を意識して、自己・世界に対する認識を改めていこうかと。

 

 

- 「行動」

 

アドラー心理学を勉強されたことがある方はご承知の通りだと思いますが、他者を変えることはできません。変えられるのは自分だけです。

 

 

基本的にわたしもこの考えを持っていますし、こと国際協力に携わる方々には必要な視点です。

 

 

でも、自己変革のやり方ってご存知ですか?

 

 

経済・経営分野で有名な大前研一氏は、人が変革するために次の3つの方法を提唱しています。

  1. 時間配分を変える
  2. 住む場所を変える
  3. 付き合う人を変える

 

 

現実的に考えたとき、今のわたしにとって最もハードルが低いのは「1. 時間配分を変える」ことです。

 

まだカンボジアに住み始めて1年も経っていないし、プロジェクトも始まったところなので、住む場所を変えるのは嫌ですし。
付き合う人はそもそも限られているので、付き合う人を変えることは100ゼロの選択のように思えてしまいます。

 

となると、変えるべきは時間配分。

 

これに関しては、すでにいくつかのアイディアをノートにまとめてすっきりしています。

 

 

重要なのは、いかに「自分の時間」を生きるか。逆に、いかに「他人の時間」を頂戴するか。

 

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これは昨年読んだ『革命のファンファーレ 現代のお金と広告 (幻冬舎単行本)に書かれていて、なるほどと思った内容。

ただでさえ1日24時間じゃ足りない今の自分にとって、他人に使える時間は限られている。そのあたりも含めて、時間配分を行動に反映させていこうかと。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告 (幻冬舎単行本)

革命のファンファーレ 現代のお金と広告 (幻冬舎単行本)

 

 

 

 

あと、「発信」については自分でも得手不得手がわかっているので、改めていきます。

その一環で、今更感はありますがsarahahを始めたのでお気軽にメッセージください。

 

 

本質的には

 

今年もわくわくしながら生きていきたいだけです。

 

 

自分たちの手でつくっていく未来を常に想像しながら、しっかりと足元にも目をやる。

そんなバランス感覚を大切に。

 

 

2018年も、どうぞよろしくお願い致します。

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Sarahah - Yuki Nobuoka

 

アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉

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