新卒NGO職員がゆく。

カンボジア駐在の新米"国際協力師"による、国際協力やキャリア等に関する一考察。

海外に出るあなたへ。


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こんにちは!新卒「国際協力師」の延岡由規(@yuki_nobuoka)です。

 

8月も終わりに近づいてきましたね。。
大学生は夏休みも後半に入ったところでしょうか。

長期休みを活用して旅行やインターンシップなどで、海外に行かれている方も数多くいるかと思います。

私も大学2年生の冬休みに、初の海外渡航としてフィリピンで2週間ほど滞在して以降、残りの学生生活における長期休みのほとんどを、海外で過ごしてきました。

特に、初めて行く国、初めて訪れる街に到着した時の高揚感は、言葉にするのが難しいほどたまらないものです。

それは今でも変わっておらず。。かれこれ、カンボジア滞在歴も計7ヶ月ほどになったのですが、バッタンバンという街の中でも、いつもと違う道を通ってみたり、いつもは行かないエリアに行ってみたりする時は、胸の高鳴りを感じます。

 

「視野を広げる」「友人をつくる」「海外経験を積む」など、海外渡航の目的は人それぞれでしょう。もちろん、それはとっても良いことだと思いますし、できれば若いうちに、できるだけ早い段階で外の世界に触れておくのは、将来何をするにも非常に大切な経験になると思います。

私は初海外が20歳と決して早い方ではなく、もっと若いうちから海外に行っておけばよかったと思うこともあります。(結局はタイミングの問題なので、後悔はしていませんが)

 

学生時代から日本と海外を行き来し、今もカンボジアに住居を持って働いている、そんな私が大切にしていることことがあります。

 

 

生きて帰ること

たったひとつ、これだけです。

様々な環境の違いがあるので一概には言えませんが、おそらくこのブログを読んでくださっている方の大半が、日本で育ち、家族や友人の多くが日本にいる方でしょう。

いわば、あなたの”home”、「帰る場所」は日本にあると言えるでしょう。

 

ならば、そこには何としてでも生きて帰ってほしいのです。

 

「何を大袈裟な」と思われるかもしれません。

でも、このご時世、いつどこで命に関わる危険が襲ってくるかわかりません。

まさかこんなところで、と思うような場所でテロ事件が発生します。

昨年11月にコロンビアのメデジンで起こった、日本人旅行者が殺害された事件も記憶に新しいでしょう。

脅すわけではなく、海外に行くということは、それほどのリスクがあるという意識を常に持っていてほしいのです。

 

じゃあ、日本は安全かと言われると、そうも言い切れません。日本にいても通常犯罪や自然災害などのリスクがあるのも事実です。

ただし、日本にいては向き合う必要のないようなリスクに直面する可能性が、海外に行くとつきまとってきます。言語の違いや交通手段の安全性、治安などのあらゆる面において、日本と同じ感覚で旅行に出ると、本当に痛い目に遭います。

 

 

脅すつもりはありません

「旅に出るな」とは言いません。

「海外に行くな」とも言いません。

 

メディアでは伝わりきらないものを自分の五感で感じること、現地で友人をつくることは、何にも変え難い経験となります。

海外に関心があったり、将来は世界を舞台に活躍したいと思っているような人が、海外旅行に潜むリスクを考えすぎて日本に閉じこもってしまう方が、長い目で見て大きなリスクだとも感じます。

 

ただ、もしもあなたの家族や友人が日本にいるのなら、必ず生きて帰ってほしいだけなのです。

 

 


私の人生に大きな影響を与えた方の1人に、ヨナミネさんという方がいます。60代(おそらく)の男性で、世界を旅している方です。

2014年3月、タイのバンコクを1人で歩いていた時、その方に出会いました。チェンマイ行きの夜行列車に乗るため、バンコクのファランポーン駅へ行こうとしていたのですが、どのバスに乗れば良いか分からずバス停でうろうろしていたところ、突然話しかけられたのです。

彼のおかげで無事に駅に着き、列車が出発するまでの間、色々なお話をしていました。

その中で、このようなことを言われたのです。

 

「私はね、もう日本に帰る必要がなくなったから。日本に置いてきたものは何もないから、こうして世界をまわっているんだよ。あなたはまだ若いんだから、親御さんもお友達も日本で待っているでしょう?なら、何があっても日本に帰るんだよ。

 

その後、ヨナミネさんとは少しだけ連絡を取り合っていたのですが、ここ3年ほど音信不通です。お互い、海外にいる期間が長く連絡先が分からなくなってしまいました。この記事が、彼にも届くと良いなあと思いつつ。

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チェンマイ行きの列車を見送ってくれたヨナミネさん
七色に染まった髪を束ねた後ろ姿を、今でも鮮明に覚えている

 

 

先週、一時帰国した際、家族や友人と顔を合わせた時に、ふとこの言葉を思い出したのです。

自分としては、ただ、普通に帰っただけなのに。生きて帰っただけなのに。

これだけ喜んでくれる人が日本にいる。

この人達がいる限り、絶対に生きて日本に帰らなければならない。

改めて、そう思いました。

 

 


あなたに会いたい人がいる。

あなたを待っている人がいる。

 

財布がなくなっても構いません。

パスポートがなくなっても構いません。

代わりは、いくらでもききます。

 

ただ、命だけは、あなたという存在だけは、何にも変え難いのです。

 

今、海外旅行をしている方、これから海外へ行く予定がある方は、ぜひこのことを、いま一度意識してみてください。

そして必ず、生きて帰ってくださいね。

 

EARTH GYPSY(あーす・じぷしー)-はじまりの物語-

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